AND / OR / NOT / NEAR 検索

演算子

AND / OR / NOT(またはAND NOT、ANDNOT) / NEAR 演算子を用いた検索ができます。

例	意味
式1 OR 式2	式1 と 式2 のいずれかの文字列が含まれていれば検索に一致します。 linux OR UNIX OR BSD "linux" か "UNIX" か "BSD" のいずれかを含むファイルに一致する
式1 AND 式2 式1 式2	式1 と 式2 の両方の文字列が含まれていれば検索に一致します。なお、ANDは省略できますので、検索文字列を列挙すれば自動的にAND検索になります。 linux AND UNIX linux UNIX "linux" と "UNIX"の両方を含むファイルに一致する
式1 NOT 式2 式1 AND NOT 式2 式1 ANDNOT 式2	式1 の文字列が含まれ、かつ 式2 の文字列が含まれないときに検索に一致します。 NOT、AND NOT、ANDNOT は同じ意味です。 linux NOT UNIX "linux" を含み、"UNIX"を含まないファイルに一致する
式1 NEAR 式2	式1 と 式2 の文字列が近い 場合、検索に一致します。NEARの判定は、二つの文字列の行の距離で行います。初期値は同一行です。 linux NEAR UNIX "linux" と "UNIX"が近くに出現する場合に一致する

NEAR演算子

二つの語が近接する場合に一致と見なしたい場合、NEAR演算子を使用します。 欧米の検索システムでは近接の判断に「語数」を指定する場合が多いのですが、 日本語の文章では語の概念が曖昧なため、KWIC Finder では指定した行数以内なら近接と判断するようにしています。

なお、ここでの「行」とは表示上の行ではなく、「改行記号までを１行とする論理行＝形式的段落」のことです。

例

演算子の優先順位

• 演算子の優先順位は次の通りです。

  優先順位	演算子
  1	( )
  2	AND NEAR NOT(AND NOT、ANDNOT)
  3	OR

• 同じ優先順位の演算子の場合、左から順に評価されます。 優先順位を指定する場合は、式をカッコで囲みます。
  

  例	等価な式
  linux OR unix OR FreeBSD	( (linux OR unix) OR FreeBSD )
  linux OR unix NEAR FreeBSD	(linux OR ( unix NEAR FreeBSD ) )

注意事項

• KWIC Finder の NOT 演算子は、単項演算子ではなく二項演算子です。NOT の両辺には必ず文字列か式が必要です。

NOT 湾岸戦争	×	NOTを単項演算子として使うことはできない
ブッシュ NOT 湾岸戦争	○	"ブッシュ"を含む文書で"湾岸戦争"について書かれたものを除外する