PDIC発音記号マップファイル(phonetic.ini)

PDIC発音記号マップファイルは、PDIC で使われている発音記号の文字集合を、対応するUnicodeの文字集合に変換する変換表です。
PDIC for win32 では発音記号を表示するために辞書毎に個別の発音記号フォントファイルを指定する必要があります。 EBWin Unicode版/EBPocketでは、発音記号をUnicodeに変換して、Unicodeフォントで表示します。
EBWin/EBPocketに付属するphonetic.iniでは、"SIL IPA93"フォントと"ThaiPhoneticYK"フォント(タイ語発音記号フォント)の変換表が定義済みです。

PDIC/Unicode正式版では、発音記号もUnicodeになっているので、PDIC発音記号マップファイルは使用しません。

• アプリケーションディレクトリ に、phonetic.ini というファイル名で作成します。
• 1文字目が半角の # の行は、全体をコメントと見なします。
• [ ] 内に、変換マップ名を記述します。変換マップ名は、profile.ini の PHONETIC= で使用されます。 なお、PHONETIC=を指定しないPDIC辞書の発音記号は、SILIPA93と見なします。
• １行に、発音記号フォントの文字コードと、対応するUnicode文字列を定義します。フォーマットの形式は、次の通りです。
  

  [変換マップ名称 ]
  コード<TAB>uXXXX
  コード<TAB>uXXXX ,uXXXX
  

  XXXX は16進コードです。Unicodeは2字まで指定できます。結合分音記号を組み合わせて使用することもできます。

[SILIPA93] 42 u03B2 43 u0063,u0327